週間マーケット展望
このコーナーでは、初心者から中級向けに為替取引の戦術面での考えかた、予測を提供いたします。具体的な売り買いのレートポイントも掲載しております。ただくれぐれも「投資は自己責任」をお忘れなく。
■先週の動き〜今週の材料と相場展望 2012/1/30(月) 11:00 更新

■ ウィークリー展望

 ■先週前半は欧州の信用不安が小康状態に入る中、日本の貿易収支が赤字に転落したことがきっかけとなり、ドル円、クロス円で円売りが活発化した。しかし、週後半は実需中心に円買いフローが持ち込まれ、さらにFOMCにて低金利政策の長期化が示されたことでドル売り・円買いの流れへと転換するという忙しい展開を見せた一週間だった。

 今週は、引き続きユーロの戻しがどこまで進むかが注目されるが、ギリシャ債務の削減協議の進展度合いを睨みつつ、30日のEU首脳会合で危機対応に関する何らかの合意ができるかがポイントとなる。

米ドルに関してはリスク回避、またはリスク選好の動きが焦点となる。米国の主要企業決算発表がひと段落し、連休明けとなる中華圏の動きも加わってくるが、やっと動き出したドル相場の今後を占う上で、3日に発表される1月雇用統計は注目度が増している。年末特需からの反動が見込まれる中、ポジティブな結果が示されれば、景気の底堅さを確認することができ、相対的に米ドルが強含むことになるだろう。

 ドル円相場は先週78円台前半まで上昇幅を広げたものの、輸出を中心とした実需のフローで上値を抑えられた後、短期筋によるクロス円のストップロスを巻き込みながら週末には76円台半ばまで反落する展開となった。相場が膠着した期間が長かったため、やや荒い値動きとも受け止められるが、レベル的に新しいステージに移ったわけではなく、あくまでレンジ内での高下として捉えるべきかもしれない。

テクニカル的には200日移動平均線がしっかりと上値をキャップしたことから、ドル売りを誘いやすい流れに変化したものと思われるが、一目均衡表日足の雲を下抜けて一気に下落幅を広げたというのは、やはりドル売り、円買いニーズが高かったということだろう。今度はレンジ下限の76円台半ばでの攻防が注目されており、同水準で踏み止まることができればレンジ取引継続となり、下抜けした場合には、昨年10月末に行われた円売り介入水準の75円台を試す展開に移行することが考えられる。



ドル円 日足
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【今週の注目通貨ペア】  豪ドル円

先週はリスク許容度の改善により、豪ドル円は82.84円付近まで上昇したものの、週末は格付け機関による欧州5カ国の格下げや米国GDPを受けたドル円の下落に連れて81円台半ばまで反落するという荒い展開となった。

 テクニカルで見ると26日に高値を付けた後、やや長めの上ヒゲ陰線が記録され、既に上昇トレンドからの転換を示唆するような印象を受ける。下値では200日移動平均線が81.53円に位置しており、この付近で支えられると、1月17日以降続いた上昇相場の一時的な調整という見方もできるため、改めて上値を追いかける展開に期待が高まっていく。ただし200日線を下回ってしまうと、もう少し深い調整を見込んで対応する必要がでてくるだろう。



豪ドル円 日足
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【今週の注目材料】

30日(月)
19:00 ユーロ圏1月消費者信頼感(確報値)、鉱工業信頼感、業況判断指数
22:30 米12月個人所得・個人支出
23:00 EU首脳会議

31日(火)
06:45 NZ12月住宅建設許可
08:50 日12月鉱工業生産(速報値)
09:30 豪12月民間部門信用、NAB企業景況感指数
17:55 独1月雇用統計
18:30 英12月消費者信用残高、住宅証券融資残高、住宅ローン承認件数
23:00 米11月S&Pケースシラー住宅価格指数
23:45 米1月シカゴ購買部協会景気指数
24:00 米1月消費者信頼感指数

1日(水)
10:00 中国1月製造業PMI
17:55 独1月製造業PMI(確報値)
18:00 ユーロ圏1月製造業PMI(確報値)
18:30 英1月製造業PMI
22:15 米1月ADP雇用統計
24:00 米1月ISM製造業景況指数

2日(木)
09:30 豪12月住宅建設許可件数
22:30 米新規失業保険申請件数

3日(金)
10:00 中国1月非製造業PMI
17:55 独1月非製造業PMI(確報値)
18:00 ユーロ圏1月非製造業・総合PMI(確報値)
19:00 ユーロ圏12月小売売上高
22:30 米1月雇用統計
24:00 米1月ISM非製造業総合指数
    バーナンキFRB議長、下院予算委員会で証言予定




 


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